いざという時のための「備えて安心シリーズ」
災害時の教訓より生まれた現場要望の機能性
寒々とした避難所の環境改善への要望

 避難所に用意される敷物は、屋内外共にブルーシートなどに留まりことが多く、寒く床板・地面の硬さが身体への負担となり、また、混雑した状況が続きパーソナルスペースが得られない事等から、身体・精神双方のストレスが溜まり快適とは言えません。また、足腰の弱った方には、シートが足に絡む転倒などの事例も報告されています。

 「救護畳」「緊急畳」は、生活に馴染んだ畳を利用することで身体への負担を軽減し、わかり易い仕切りの単位が得られる事で精神的にも避難所環境の改善に役立ちます。

避難所写真1 避難所写真2
担架が足りない、ベッドが無い!

 災害時、負傷者を運ぶ担架はどこの自治体・自治会でも用意されています。しかし、災害発生時には、担架の数が足りず、しかも搬送先でベッドも足りず地面・床にそのまま降ろすしかない状況が多く見られます。

 「救護畳」は、畳にストラップを装備することで、搬送や移動に便利な簡易担架としての機能を持たせ、負傷者等の搬送に役立ちます。更に搬送先でベッドが無い場合でも、そのまま下敷きとして使用でき、災害時の有用性を高めています。 また、「緊急畳」はロールを拡げれば直ぐに丈夫な敷物として使えます。

救護畳写真1 緊急畳写真2
扱いやすい形状

 資材備品を運ぶときの人手・労力は、災害時ではあまり期待できない。女性や子供でも運べる重さやトラック使用では大量に運べる形状が望ましい。

 この声に応えるため、軽量の薄型またはロール状の形状を採用しました。
 「救護畳」では保管や運搬に有効な薄畳の形状でありながら、簡易担架の機能を満足させるための特性と耐荷重性能の高い床心材を採用しました。
 「緊急畳」はロール形状を採用し、敷物としての快適性は損なわずに軽さと取り扱い易さを高めています。省スペースの保管が可能であり、水に浮く程の軽さとなっています(5畳分の畳をわずか10kg程)。

救護畳写真2 緊急畳写真1 救護畳写真3
平時にも使える備品として

 災害時のみ使えるものでは、常日頃備えを充実させることが難しいという事は、防災管理者の方々から必ず一度は聞く言葉です。そしてどんなに充実している様でも、いざ災害時にはそれだけでは足りなくなり、本来の用途ではない一般備品を工夫して役立てる状況が発生します。
 自治体・自治会でも防災備品と一般備品の双方を備えるためには負担が大きく、それ故に使い方に幅のある備品を望む声が生まれます。
 「救護畳」「緊急畳」は、その声に応える回答として一つの形を実現したものです。平時は屋内外を問わず使える催し物の敷物として、災害時には防災備品のプラスαの対策として有効活用ができる備品となります。

運動会会場写真 緊急畳写真3
品質管理の少力化

 災害時にのみ使うために保管して置くだけでなく、平時にも使うのならば、いざという時に使えるだけの耐久性と品質の維持を望む声が出るのは当然です。
 「救護畳」「緊急畳」は、畳としての風合いを損ねることなく、耐久性に優れた化学畳表を採用し、通年保管で品質に影響がない優れた特徴があります。また、ヨゴレや薬品に強く、水で洗う事も可能ですので衛生面も優れています。

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